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結論:インフラエンジニアの面接では「技術的な質問」と「行動面の質問」の両方が出ます。事前に頻出質問を把握し、自分の経験に基づいた回答を準備しておくことが合否を分けます。筆者は転職3回の面接経験と、面接官の経験を踏まえて、本当に聞かれる質問を厳選しました。
技術的な質問(未経験・初級者向け)
Q1. OSI参照モデルの7層を説明してください
回答例:物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層の7層です。実務でよく意識するのはL2(スイッチング)、L3(ルーティング)、L4(TCP/UDP)、L7(HTTP)の4つです。
ポイント:丸暗記ではなく「実務でどの層を意識するか」まで言えると好印象。
Q2. TCP と UDP の違いは?
回答例:TCPはコネクション型で信頼性が高く、3ウェイハンドシェイクで接続を確立します。Webアクセスやメール送受信に使われます。UDPはコネクションレス型で高速ですが信頼性は低く、DNS問い合わせや動画ストリーミングに使われます。
Q3. DNSの名前解決の流れを説明してください
回答例:クライアントがDNSリゾルバに問い合わせ→リゾルバがルートDNSサーバーに問い合わせ→TLDサーバー→権威DNSサーバーと再帰的に問い合わせを行い、最終的にIPアドレスを返します。キャッシュがある場合はそこで解決します。
Q4. RAID 1 と RAID 5 の違いは?
回答例:RAID 1はミラーリングで、2台のディスクに同じデータを書き込みます。容量効率は50%ですが、シンプルで高速。RAID 5はパリティ分散で、3台以上のディスクにデータとパリティを分散して書き込みます。1台の故障に耐えられ、容量効率が高い(n-1/n)のが利点です。
Q5. サブネットマスク /24 のネットワークで使えるホスト数は?
回答例:254台です。/24はホスト部が8ビット(256個)ですが、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いて254台が使用可能です。
技術的な質問(経験者向け)
Q6. AWSでの可用性設計について説明してください
回答例:マルチAZ構成でRDSやELBを配置し、単一障害点を排除します。EC2はAuto Scalingグループで複数AZに分散配置。S3は標準で11ナインの耐久性。重要なシステムではマルチリージョン構成やRoute 53のフェイルオーバーも検討します。
Q7. Infrastructure as Codeのメリットと、使用経験を教えてください
回答例:手作業によるミスの防止、環境の再現性、バージョン管理が主なメリットです。私はTerraformでAWSのVPC・EC2・RDS・IAMの構成をコード管理し、Ansibleでサーバーの初期設定を自動化していました。コード化により、新環境の構築時間が2日→30分に短縮できました。
Q8. 障害対応で最も大変だった経験を教えてください
回答例のフレームワーク:STAR法(Situation→Task→Action→Result)で回答する。「何が起きたか」→「何を求められたか」→「何をしたか」→「結果どうなったか」の順で簡潔に。
Q9. セキュリティ対策として何を重視していますか?
回答例:最小権限の原則を重視しています。IAMポリシーは必要最小限の権限のみ付与し、セキュリティグループも必要なポートのみ開放。加えて、脆弱性スキャンの定期実行、パッチ適用の自動化、ログの集中管理と監視アラートの設計を行っています。
Q10. Docker と仮想マシンの違いを説明してください
回答例:仮想マシンはハイパーバイザー上でゲストOSごと動作するため、リソース消費が大きい。DockerはホストOSのカーネルを共有するコンテナ技術で、軽量・高速に起動できます。ただしLinuxカーネル依存のため、WindowsネイティブのアプリケーションはDockerに向きません。
行動面・志望動機の質問
Q11. なぜインフラエンジニアを志望しましたか?(未経験者向け)
NG回答:「手に職をつけたいから」「IT業界に興味があるから」(抽象的すぎる)
良い回答例:「前職でシステム障害が発生した際に、復旧作業を見て『システムの基盤を支えるエンジニアになりたい』と思いました。そこからネットワークの勉強を始め、CCNAを取得しました。表に見えない部分でサービスを支える仕事にやりがいを感じています。」
Q12. 5年後のキャリアプランは?
回答例:「まずは設計・構築の経験を積み、3年後にはクラウドアーキテクトとしてインフラ設計をリードできるようになりたいと考えています。5年後はチームリードとして後輩の育成にも携わりたいです。」
Q13. 前職を辞めた理由は?
ポイント:ネガティブな理由は避けつつ、正直に。「現職では成長の機会が限られており、より挑戦的な環境でスキルを伸ばしたい」のようにポジティブ変換する。
Q14. チームで意見が対立した時、どう対処しますか?
回答例:「まず相手の意見の背景を理解することを優先します。技術的な議論であれば、それぞれの案のメリット・デメリットを整理し、客観的なデータ(性能テスト結果など)に基づいて判断を提案します。」
Q15. 夜間対応や休日出勤は可能ですか?
ポイント:インフラエンジニアにはオンコール対応がつきものです。正直に対応可能な範囲を伝えましょう。「対応可能です。前職でも月1〜2回の夜間対応を担当していました」のように実績があると好印象。
面接対策のコツ5つ
コツ1:技術質問は「実務で使うレベル」で答える
教科書的な丸暗記ではなく、「実務ではこう使う」という視点で回答できるとベスト。
コツ2:知らないことは正直に言う
「わかりません。ただ、○○という技術に似ていると思うので、こういうアプローチで調べます」のように、学習意欲をセットで見せる。
コツ3:逆質問を3つ以上用意する
「チームの技術スタック」「オンコール体制」「キャリアパスの実例」など、具体的な質問を用意。
コツ4:ポートフォリオがあると強い
GitHubにTerraformのコードやAWSの構成図を公開しておくと、技術力の証明になる。
コツ5:転職エージェントの模擬面接を活用
IT特化型のエージェントなら、技術面接に特化した模擬面接をしてくれるところもあります。
まとめ
インフラエンジニアの面接では、技術知識と実務経験の具体性が最も重視されます。
- 技術質問は「実務でどう使うか」の視点で準備する
- 行動面の質問はSTAR法で構造化して回答する
- 知らないことは正直に+学習意欲をアピール
- 逆質問で入社後のイメージを具体的に持っていることを示す
事前準備が合否の8割を決めます。この記事の質問リストを参考に、自分の経験に基づいた回答を準備しておきましょう。
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