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LPIC Level1の試験概要と難易度
LPIC Level1は、Linuxの基本的な操作と管理スキルを証明する国際的なLinux認定資格です。インフラエンジニアにとって、CCNAと並んで取得しておきたい基本資格の一つです。
試験概要
- 試験構成:101試験と102試験の2科目に合格が必要
- 試験時間:各90分
- 問題数:各約60問
- 合格ライン:各500点/800点(62.5%)
- 受験料:各$200(約30,000円)※2026年4月時点
- 有効期限:5年間
難易度
LPIC Level1の難易度はIT系資格の中では「やや易〜普通」レベルです。合格ラインが62.5%と比較的低く設定されており、Linuxの基本操作を体系的に学べば未経験者でも十分に合格可能です。
ただし、2科目の合格が必要なため、学習範囲はやや広い点に注意が必要です。コマンド操作を暗記するだけでなく、実際にLinux環境で手を動かして理解することが重要です。
2ヶ月合格のための学習スケジュール
2ヶ月でLPIC Level1に合格するための、週単位の学習スケジュールを紹介します。
1ヶ月目:101試験の学習
- 1〜2週目:システムアーキテクチャ、Linux インストールとパッケージ管理
- 3〜4週目:GNUとUnixのコマンド、デバイス・Linuxファイルシステム・FHS
1ヶ月目の終わりに101試験の模擬試験を実施し、合格ラインを超えていれば101試験を受験します。
2ヶ月目:102試験の学習
- 5〜6週目:シェルとシェルスクリプト、ユーザーインターフェイスとデスクトップ、管理タスク
- 7〜8週目:必須システムサービス、ネットワーキングの基礎、セキュリティ
1日あたりの学習時間の目安
- 平日:1.5〜2時間(教材学習1時間+実機操作30分〜1時間)
- 休日:3〜4時間(教材学習2時間+実機操作1〜2時間)
合計で約100〜120時間の学習時間を確保できれば、2ヶ月合格は十分に実現可能です。
LPIC Level1おすすめ教材と学習リソース
LPIC Level1の学習に最適な教材と学習リソースを紹介します。
おすすめ参考書
- 『Linux教科書 LPICレベル1』(あずき本):最も定番の教材。網羅性が高く、これ1冊で試験範囲をカバーできる。初学者はこれを軸に学習するのがおすすめ
- 『1週間でLPICの基礎が学べる本』:Linux完全未経験者の導入に最適。あずき本の前に読むと理解がスムーズ
- 『スピードマスター LPICレベル1問題集』:問題演習用。あずき本で学習した後の確認に使用
オンライン学習リソース
- Ping-t:無料のWeb問題集。LPIC Level1の問題数が豊富で、最も人気のある学習ツール
- Udemy:動画で学びたい方におすすめ。ハンズオン形式の講座が多い
学習の進め方
- あずき本を1章ずつ読む
- 各章の内容をLinux環境で実際に操作する
- Ping-tで該当分野の問題を解く
- 間違えた箇所をあずき本で復習する
実機操作の練習環境を構築する方法
LPIC Level1はコマンド操作の問題が多いため、実機での練習が不可欠です。手軽に練習環境を構築する方法を紹介します。
方法1:VirtualBox + Ubuntu/CentOS(推奨)
無料の仮想化ソフト「VirtualBox」にLinuxをインストールする方法です。最も本格的な練習環境が手に入ります。
- VirtualBoxを公式サイトからダウンロード・インストール
- Ubuntu ServerまたはCentOS StreamのISOイメージをダウンロード
- VirtualBoxで仮想マシンを作成してLinuxをインストール
方法2:WSL2(Windows 11ユーザー向け)
Windows 11のWSL2(Windows Subsystem for Linux)を使えば、仮想マシンなしでLinux環境を利用できます。
方法3:クラウドの無料枠を活用
AWS EC2の無料枠やGCPの無料トライアルを使えば、クラウド上にLinuxサーバーを立てて練習できます。SSH接続の練習にもなるため一石二鳥です。
おすすめは方法1のVirtualBoxです。インストール作業自体が試験範囲に含まれるため、環境構築から学習が始まると考えましょう。
まとめ:LPIC Level1合格のチェックリスト
LPIC Level1合格のための最終チェックリストをまとめます。
受験前の確認ポイント:
- あずき本を最低1周読み、理解が曖昧な箇所を復習したか
- Ping-tで各分野の正答率が80%以上になっているか
- 実機でコマンド操作を30回以上練習したか
- 模擬試験を最低2回受けて合格ラインを超えたか
- 101試験と102試験のスケジュールを決めたか
試験当日の注意点:
- 身分証明書を2種類持参する(顔写真付き+もう1つ)
- 試験時間90分で約60問、1問あたり約1.5分のペース配分を意識する
- 分からない問題は飛ばして後から戻る(フラグ機能を活用)
LPIC Level1はインフラエンジニアとしてのLinuxスキルを証明する基本資格です。2ヶ月という短期間でも、計画的に学習すれば十分に合格可能です。合格後はLevel2やCCNAなど、次のステップに進みましょう。
