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結論:インフラエンジニアの職務経歴書は「技術スキル」と「担当範囲」を具体的に書くことが最も重要です。「サーバーの運用保守を担当」だけでは何も伝わりません。筆者は転職3回の経験があり、書類通過率が20%から70%に上がった書き方のコツを共有します。
Contents
インフラエンジニアの職務経歴書で重要な3つのポイント
ポイント1:技術スキルは一覧表にする
職務経歴書の冒頭に、技術スキル一覧を記載します。採用担当者は最初にここを見ます。
| カテゴリ | スキル | 経験年数 |
|---|---|---|
| OS | RHEL 7/8/9、CentOS 7、Ubuntu 20.04/22.04、Windows Server 2019/2022 | 5年 |
| クラウド | AWS(EC2, S3, RDS, VPC, IAM, CloudFormation) | 3年 |
| ネットワーク | Cisco Catalyst/ASA、VLAN、BGP、OSPF | 4年 |
| 仮想化 | VMware vSphere 7/8、Hyper-V | 3年 |
| 監視 | Zabbix 5/6、Datadog、CloudWatch | 4年 |
| 自動化 | Ansible、Terraform、ShellScript、Python | 2年 |
| 資格 | CCNA、AWS SAA、LPIC Level2、基本情報技術者 | - |
バージョン番号を必ず書くのがポイント。「Linux」ではなく「RHEL 8/9」、「AWS」ではなく「AWS(EC2, S3, RDS, VPC, IAM)」と具体的に。
ポイント2:プロジェクト経歴は「規模・役割・成果」で書く
各プロジェクトは以下のフォーマットで記載します。
【記載例】
期間:2024年4月〜2025年3月(12ヶ月)
プロジェクト:金融系企業のAWS移行プロジェクト
チーム規模:8名(インフラチーム5名)
役割:インフラ設計・構築担当(サブリーダー)
環境:AWS(EC2, RDS, S3, VPC, CloudFront)、Terraform、Ansible、RHEL 8
担当内容:
- オンプレミスからAWSへの移行設計(VPC設計、セキュリティグループ設計)
- Terraformによるインフラのコード化(IaC)。モジュール設計を担当
- Ansibleによるサーバー構成管理の自動化(プレイブック50本作成)
- 移行後の性能テスト・チューニング(レスポンスタイム30%改善)
数字を入れることで説得力が段違いに上がります。「チーム規模8名」「プレイブック50本」「レスポンス30%改善」など、定量的に表現しましょう。
ポイント3:自己PRは「今後のキャリアビジョン」とセットで
自己PRでは、これまでの経験を踏まえて「今後何をやりたいか」を明確に伝えます。
良い例:「オンプレミスとクラウドの両方の設計・構築経験を活かし、今後はクラウドネイティブなインフラ設計を専門的に担当していきたいと考えています。直近ではKubernetesとCI/CDパイプラインの構築に注力しており、コンテナベースのインフラ運用を推進できるエンジニアを目指しています。」
悪い例:「コミュニケーション能力には自信があります。チームワークを大切にしています。」(技術者の職務経歴書としては抽象的すぎる)
未経験者向けの職務経歴書の書き方
未経験からインフラエンジニアに転職する場合、技術経験がないのは当然です。以下の要素をアピールしましょう。
- 取得済み・学習中の資格:CCNA取得済み、AWS CLF学習中など
- 自主学習の内容:自宅でLinuxサーバーを構築した、AWSの無料枠で検証環境を作ったなど
- 前職で転用できるスキル:営業→顧客折衝力、事務→正確なオペレーション、管理職→マネジメント経験
- 転職の動機:なぜインフラエンジニアなのか(「手に職をつけたい」だけでは弱い)
自主学習の具体的な内容を書ける人は強い。「VirtualBoxでCentOSの仮想環境を構築し、Apache/Nginx/MySQLのインストールと設定を行いました。Ping-tでCCNAの模擬試験を繰り返し、2026年1月に合格しました」のように書けると、学習意欲が伝わります。
NGパターン5選
書類選考で落ちる職務経歴書によくあるパターンです。
NG1:技術スキルが抽象的
「Linuxの運用保守を担当」→ どのディストリビューション? どんな作業? が全くわからない。
NG2:担当範囲が不明確
「チームで設計・構築・運用を行った」→ あなた自身は何を担当したのか?
NG3:数字がない
「大規模なシステムの運用」→ サーバー何台? ユーザー何人? 具体的に。
NG4:古い技術しか書いていない
Windows Server 2008やCentOS 6しかない場合、「最新技術へのキャッチアップ意欲」を自己PRで補う必要あり。
NG5:自己PRが「コミュニケーション能力」だけ
技術者の選考では技術的な強みを求めています。ヒューマンスキルは補助的に。
職務経歴書テンプレート
以下のテンプレートをベースにカスタマイズしてください。
■ 職務要約
インフラエンジニアとして○年の経験。オンプレミス環境の設計・構築・運用から、AWSを用いたクラウド環境の構築まで幅広く担当。直近では○○に注力。
■ 技術スキル
(上記のスキル一覧表を記載)
■ 職務経歴
(各プロジェクトを上記フォーマットで記載。直近のものから逆時系列で)
■ 保有資格
(資格名、取得年月を記載)
■ 自己PR
(技術的な強み + 今後のキャリアビジョン)
まとめ
インフラエンジニアの職務経歴書は、「技術スキルの具体性」と「プロジェクトでの役割・成果の定量化」が命です。
- 技術スキルはバージョン番号まで書く
- プロジェクト経歴は数字で語る
- 自己PRは技術的な強み+キャリアビジョン
- 未経験者は自主学習の具体的内容をアピール
書類通過率を上げたいなら、IT特化型の転職エージェントに添削してもらうのも有効です。プロの視点でフィードバックがもらえます。
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